健康運に効果のある石について（その２）

カイヤナイトは藍色の独立する心を育むとされるパワーストーンです。
とても美しいブルーの色合いが特徴的な「カイヤナイト」。精神を落ち着けるその輝きで、心の疲れを緩和し、心身のバランスを向上させるとされます。

カイヤナイト （Kyanite）の効果と意味より転載

カイヤナイトは「監晶石」という和名からもわかる様に、一種独特でとても美しいブルーをしていいます。カイヤナイトの名前はギリシャ語で「深い青」を意味する「kyanos」に由来しています。その美しい青さから、ドイツの地質学者で鉱物分類法の基礎を築いた「アブラハム・ゴットリーブ・ヴェルナー(Abraham Gottlob Werner）」は1789年にカイヤナイトを「Cyanite(サイヤナイト)」という名前で命名しました。しかしその後彼は、翌年には「Kyanite(カイヤナイト)」という文字の名前に訂正して発表したそうです。

また「カイヤナイト」の青い色は「鉄」と「チタン」が含まれることによる発色で「ブルーサファイア」と同じと言われています。そのため見た目で「ブルーサファイア」と間違えられることがよくあります。カイヤナイトはサファイアよりも硬度が低くため、その昔はブルーサファイアと間違ってカイヤナイトを加工しその際に石が破損してしまったという事例が後を絶ちませんでした。

この「カイヤナイト」のブルーの色は結晶の柱に平行に形成され、結晶の中心に行くほど濃くなり、端の方に行くほど色が薄くなっていきます。このことからこの石は断面が扁平で四角い柱状の結晶をしており、特定方向へ割れやすいという性質があることがわかります。そこに交差する様に若干不完全な2方向の劈開性があります。これは「カイヤナイト」の結晶は方向により硬さが極端に異なるという性質を示しており、「二硬石(Disthene)」とも呼ばれている所以にもなっています。かつてはアメリカの一部とブラジルで上質な「カイヤナイト」の原石が発掘されていましたが、近年では「ネパール」で高品質のものが採れることで有名です。その採掘量は少なく希少価値の高い鉱物として高値で取引されています。

カイヤナイト （Kyanite）の効果と意味より転載

「独立心」を育む

カイヤナイトのパワーはその持ち主の精神面に強く働きかけ、冷静さや直観力、判断力を高めてくれると言われています。そのため固定観念にとらわれた考え方が良い方向へ変化し、今までの悩みや過去のトラウマ、疲労感を癒してくれる「リラックス効果」も期待できます。今まで悩んできた事柄が急にハッキリとなり、凝り固まった思考がクリアになるのを感じられるでしょう。

また、「カイヤナイト」は持ち主に「自発性」が芽生えるように働きかけるパワーが強く、自分の意志で積極的に行動できるようになる「独立心」を引き出してくれるとして有名です。他人の目や評価を気にしすぎたり、普段から優柔不断な方など、「決断力」を求めている方にはぴったりです。他にも過去のしがらみや自分に悪影響を与えるような「縁」を断ち切ってくれる効果もあると言われているので、自立したいという方もこの石を身につけると良いでしょう。

その他、創造力や洞察力、表現力といった潜在能力の開花も促してくれると言われています。芸術関係や建築家、デザイナー、企画開発といったクリエイティブな職に就いている人には特に効果的。豊かな発想と表現ができるように働きかけてくれます。思考力や洞察力の高まりは、研究者や専門職のような探究心を必要とする仕事をする人のサポートになってくれます。

カイヤナイト （Kyanite）の効果と意味より転載

精神の混乱を防ぎ、依存心をなくす。独立心や探求心を高める効果も

依存心や甘えを除き、独立心や探求心を強めます。固定観念からの解放や、悪習慣を遠ざけることにも有用で、持つ人の世界観の確立を助ける石です。
強く霊性やインスピレーションに働きかけ、さまざまな考え方や霊的エネルギーを混乱することなく、一度に扱えるようにするためのサポートとして働いてくれるでしょう。
現実面も含め、あいまいな物事を明確にし、クリアに整理整頓するような感覚に近いかもしれません。実際カイヤナイトは整理整頓ができない人、物が捨てられない人にも効果的です。
明晰な思考力や判断力を高めるエネルギーを持つカイヤナイトは、研究者や物事を探求し続けていくようなお仕事をされている方には、特におすすめしたい石といえるでしょう。

転載元：最新版 天然石パワーストーン組み合わせバイブル（河出書房新社）

「カイヤナイト」をつかったブレスレットをご紹介します。

インカローズは女性に大人気のバラのように可愛いピンクのパワーストーンです。
ギリシャ語で「バラ色の石」という意味を持つ「インカローズ」。その名の通りバラの花のような色合いが美しく、愛と希望に満ちた「薔薇色の人生」を象徴するパワーストーンとして高い人気を誇っています。

インカローズ （Incarose）の効果と意味より転載

バラ色の宝石

「インカローズ」はバラのように美しい色合いを持ったパワーストーンで正式名称を「ロードクロサイト」と言います。この「ロードクロサイト」という名前にはギリシャ語の「ロード（薔薇）」と「クロス（色）」という２つの言葉を掛け合わせ生まれたとされています。その名の通り、愛と希望に満ちた「薔薇色の人生」を象徴した石として有名で、古来より多くの人々によって愛されていたと伝えられています。
今では「インカローズ」という名前で一般に流通していますが、この名前がつけられた所以は、古代インカ文明が発展したアンデス山脈で高品質の「ロードクロサイト」が多く採掘されたことにあります。そこではその採掘された石をカットした際にその断面がバラのように美しい模様をしていたことから「インカのバラ」という意味合いでそう呼ばれるようになったと言われています。現在の「インカローズ」の主な産出国は「アルゼンチン」や「アフガニスタン」、「ペルー」などが挙げられます。その存在は日本でも確認されており、主に秋田県などで産出されています。

また日本では、和名で「菱マンガン鉱（りょうまんがんこう）」と呼ばれており、「カルサイト（方解石）」のグループに属す鉱物の１つです。そしてこの美しい色は和名に含まれているように「マンガン」という物質を含んでいるためで、酸に弱く、酸化するとその光沢や輝きを失い黒ずんでしまうといった特徴を持っています。また、「鉄」を含むと赤に近い色合いへと変化し、その赤みが強いほど質が良いものとして知られています。基本的には透明度が高く、赤みが強いものが上質な石だとされその希少性からで高価で取引されています。

「インカローズ」は１８１３年にドイツの鉱物学者「ハウスマン」によって発見された比較的新しい石です。
上記にもあるように初めはギリシャ語の「ロード（薔薇）」と「クロス（色）」という２つの言葉を掛け合わせて「ロードクロサイト」と名前がつけられていましたがその語源は諸説あるようです。他の宝石に「ローズクォーツ」や「ロードナイト」がありますがいずれも「バラ」という意味合いを含んでおり、これらを命名した人物全員が共通して「バラ」の花に例えているという面白い現象がこの石の歴史を物語っています。

インカローズ （Incarose）の効果と意味より転載

「癒し」や「恋愛」のお守り

「インカローズ」は非常に強力な「愛」のパワーを持ち、その持ち主を深い愛で包み込んでくれる「癒し」の効果が強い石です。特にその効果は女性との相性が良いとされ、過去にトラウマ体験から負った深い心の傷や辛く悲しい出来事にそっと働きかけ気持ちを楽にしてくれます。また、職場や学校、生活上で感じる「ストレス」を和らげてくれる効果もあり、心身にプラスに働きかけてくれるパワーストーンです。
さらに「恋愛」の石として有名で、過去の辛い恋愛体験を忘れさせ、新しい恋へと踏み出す後押しをしてくれると言われています。
そして今度は他人を愛すること、また愛されることを含め、相手への「愛情表現」の仕方を教えてくれます。その結果、身体の内側から活力が溢れ積極的に行動できるようになるため、今までよりも魅力的な人間へと成長させてくれます。恋愛においてあと一歩が踏み出せないという方におすすすめ。恋のキューピッドのような存在になってくれるパワーストーンです。

インカローズ （Incarose）の効果と意味より転載

女性特有の悩みや恋愛成就のお守りに

ロードクロサイトは数ある石のなかでも、もっとも華やかなイメージとエネルギーを持ったいしかもしれません。バラ色の人生を象徴する最高の石として近年非常に人気が高まっている石です。生きる喜び、生きていてよかった。という感情を呼び起こし、自分自身を愛し、他者を愛する大きな意味での愛の循環を生み出します。
わくわくするような想像力やエネルギーを高めてくれるので人生を前向きな循環に変えるためにとても強いパートナーとなってくれます。また、持つ人の美意識や愛情に満ちた表現力を刺激してくれるロードクロサイトは女性として魅力的になる助けとなり、恋愛成就のお守りとしてもおすすめです。
また、おなかを中心にエネルギーを活性化してくれるので、多くの女性の悩みである冷え性などにも効果が期待できます。

転載元：最新版 天然石パワーストーン組み合わせバイブル（河出書房新社）

女性の魅力を引き出す「インカローズ」をつかったブレスレットをご紹介します。

マラカイトは鮮やかなグリーンの芸術品にも多く用いられるパワーストーンです。
鮮やかな濃い緑色をした目のような独特な模様が特徴の「マラカイト」。
持ち主の心を癒してくれるパワーストーンとして古くから愛されてきた石です。

マラカイト （Malachite）の効果と意味より転載

鮮やかな緑色のパワーストーン

「マラカイト」の名前の由来は葵科の植物であるゼニ葵の葉の色に似ていたことから、そのギリシャ語である「マラーキー（Malache）」から付けられたと言われています。
ほかにも「マラカイト」は硬度が低い鉱物であるため、同じくギリシャ語で柔らかいという意味の「マラコス（Malakos）」を由来とする説もあります。

また日本では和名で「孔雀石」と呼ばれており、この石を切断したときに見られる模様が、孔雀の羽のように見えることから名付けられたそうです。

また「マラカイト」は、銅が産出される場所の周辺でよく採石されています。そのため、鉱物学的に調べるとその主成分は、銅に付着するサビの成分と同じだと言われており、その産出の形状は、塊だったり、層状の集合体、皮膜状、粉状など様々あります。また建築物の材料として使用できるほどの大きな塊状のものも採掘発見されています。

紀元前3000年頃から、エジプトではマラカイトを顔用の化粧品として使用していたと言い伝えられており、有名な古代エジプトの女王クレオパトラはこれを粉状にして、世界で最初のアイシャドウとして愛用していたそうです。

現在の「マラカイト」の主な産地はアメリカ、ロシア、コンゴ共和国、ザンビアなどがあります。この中でもロシアでは１９世紀はじめごろにウラル山脈で大規模なマラカイトの採掘地が発見されています。ここで採掘されたものは寺院や宮殿などの壁材として多く利用されたそうです。
また、「マラカイト」は、「アズライト」という鉱物と同じ場所で採掘されることが多いことでも知られています。この2つの鉱物が混合した石のことを「アズロマラカイト（Azurite malachite）」と呼び、マラカイトの緑色と、アズライトの藍色が、混ざり合った色合いの石として知られています。

マラカイト （Malachite）の効果と意味より転載

仕事運を高める

「マラカイト」は深い緑の色合いと目のような縞模様から「癒し」を与えてくれると言われています。そして非常に強いエネルギーを持ち、不安やストレス、緊張といったネガティブな感情を和らげ、心身を健康へと導いてくれます。また古くから邪悪なものを追い払うといった、魔除けの効果があることでも有名です。そのため自分自身や周りの人からのネガティブな感情を取り除き、持ち主に降りかかる危険を察知し守ってくれるとされています。

他にも「洞察力」や「直感力」などの能力を高めてくれる石でもあるため相手の心を見抜く力を授けてくれます。そのためビジネスの場面でトラブルとなるような事案を寄せ付けず、成功へと導いてくれるでしょう。また仕事上で交渉したい相手の本心を見抜くこともできるため、仕事上で成功する可能性を高めてくれます。そのため企業の経営者や起業を考えている人にも人気があるパワーストーンです。

マラカイト （Malachite）の効果と意味より転載

心と体の両方をケアしエネルギー的な毒素を吸い込む

パワーストーンとしてのマラカイトは心身の癒しに非常に優れた石で、心とからだ、両面のエネルギー的な毒素やよどみを綺麗にしてくれます。しかし、エネルギー的な毒素を吸い込んでしまうような石なので、それが外部からのマイナスエネルギーであっても、自分自身の心身のエネルギー的汚れにしても、身につける際には特にこまめな浄化を心がけることをおすすめします。邪気祓いの石としてもとても強い力を持ちますが、それは天眼石などと同じく、研磨したマラカイトの面に目のような模様が浮かぶことと非常に大きな関わりがあります。邪気祓いとして利用するなら、模様のはっきりした加工品を選ぶようにしてください。その他にも直観力や洞察力を高めることにより、災いを未然に防いだり、良い未来へと繋がるための判断を助けてくれる石ともいわれています。

転載元：最新版 天然石パワーストーン組み合わせバイブル（河出書房新社）

「マラカイト」をつかったブレスレットをご紹介します。

シトリンは11月の誕生石。金運のお守りで「繁栄」「冨」をもたらすとされるパワーストーンです。
「シトリン」は、フランス語で柑橘類を意味する「シトロン」から名付けられたフルーツのような黄色い石です。11月の誕生石の一つとしても有名で、富と繁栄をもたらす「幸運の石」として、古くから大切にされてきました。
美しいその輝きが「金貨」を意味し、お金にまつわる運気を高めてくれると言われています。

シトリン （Citrine）の効果と意味より転載

水晶が黄色く変化した鉱物

「シトリン」は和名で「黄水晶」と呼ばれ、その名の通り、あかるく澄みきった黄色を纏った水晶です。この色はその石の中に含まれている「鉄イオン」による発色だと言われています。
その色合いが「イエロートパーズ」と良く似ていたため、時々「シトリントパーズ」と呼ばれ、間違われることもあったそうです。しかし、内容物などから鉱物的にはまったく異なります。

シトリンの主な産地は「ブラジル」や「チリ」、「ウルグアイ」、「アフリカ」などです。その中でも特にブラジルの「リオ・グランデ・ド・スール州」は世界最大のアメジストの産地であり、高品質のシトリンもそこで多く発見されています。しかし、天然のものは大変に希少なため、あまり流通していません。
本来の天然の「シトリン」は地中で形成された「アメジスト」にマグマなどによる加熱か、もしくは「水晶」に放射能が加わって黄色く発色したと言われています。現在では天然の「シトリン」の流通量は非常に少なく、そのほとんどが「アメジスト」を人工的に加熱して作られたものだそうです。

ただ人工的に作られたシトリンも天然のものも、鉱物的には同じ種類と成分のものなのでパワーストーン的には同様の効果を発揮してくれると言われています。
いまでは天然の「シトリン」と呼ばれるそのほとんどは、高級な装飾品や原石のまま置物などに利用されています。

シトリン （Citrine）の効果と意味より転載

「繁栄」や「富」を象徴する石

古来より「シトリン」はその持ち主に富と繁栄をもたらす「幸運の石」として、多くの人々から珍重されてきました。その名前の由来はフランス語で「Citronシトロン」を意味する柑橘系果実レモンの色に似ていることからこの名が付けられたそうです。
また、この石が放つ黄色の輝きが黄金や金貨といった「お金」を意味し、金運を高めてくれる開運アイテムとして多くの人々から親しまれていました。
そして何千年もの間、ヨーロッパでは装飾品として利用され、古代ギリシャのヘレニズム時代には、宝石として爆発的な人気を誇っていたそうです。
その後の中世にいたっては、スコットランドでキルトピンやブローチなどの装飾品として利用され、貴族や王族を中心に愛された石といわれています。

また「シトリン」は「太陽」を象徴する石とも言われ、そのパワーはとても明るく、暖かさに満ち溢れています。その色合いから持ち主の心の緊張や不安を解きほぐし、希望や勇気、活力を与え、物事に前向きに取り組む活力を与えてくれると言われています。潜在意識を高め、その人の持つ才能を引き出してくれるパワーもあります。
また、ダイエットや美容にも効果的といわれており、健康を司る石でもあります。
他にも日頃のストレスから疲弊した心身をリラックスさせ、精神面の安定をサポートしてくれます。また、社交性を高めてくれる効果もあるため、その人を取り巻く人間関係を良好にしてくれる作用もあります。
また、シトリンをはじめとする水晶系の石にはあらゆるネガティブなものから持ち主を守り、災いなどをはねのけてくれる「浄化」のパワーが強いとも伝えられています。

シトリン （Citrine）の効果と意味より転載

エネルギーの悪循環を防ぎ、より良い方向へと導く

太陽の象徴とも呼ばれ、そのエネルギーは明るく、持つ人の人生における満足感を高めてくれる石です。シトリンクォーツは、必要以上の我慢や自分自身で抑え込んでいる感情のブロックを外し、上手く循環させていくことで、手に入れるためにはまず感情を表に出すことが大事だ。ということを教えてくれます。その結果、精神的、物質的なものを含めて希望するものを集める力を得るようにサポートしてくれます。
商売繁盛や金運の石と呼ばれるのも、このエネルギーの循環を助けるシトリンクォーツの特性からくるものといえるでしょう。また、シトリンクォーツは快活に外側に広がっていくエネルギーを持ち、それは希望を象徴し、思考と好奇心、明晰性をパワーアップしてくれます。
発育期のお子様のお守りとしてもおすすめで、実際に日光浴をした時と近い効果も得られるといわれています。

転載元：最新版 天然石パワーストーン組み合わせバイブル（河出書房新社）

「シトリンクォーツ」をつかったブレスレット